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中山公園街道の居家養老院

視察2日目は、最初は中山公園街道にある居家養老院(ホームヘルパーステーション)である。いわゆる従来の庭付きの塀で囲まれた老人施設とは異なり、高齢者自身の住まいで在宅支援をするものである。

2002年9月に始まったこのサービスは、当初13世帯、17人の利用であったが、その後、近年では大連市内の100以上の社区(コミュニティ)で2000世帯に2000人以上のヘルパーがサービス提供をしている。そのうち、この中山公園街道では89世帯、沙河口区まで拡げると約500世帯に展開している。利用者と1対1のサービス提供で複数件の受け持ちは行っていない。

Photo_12 この居家養老院は、利用者の自宅へ主として失業中の女性がホームヘルパーとして訪問し、地域の社会資源をも利用しながら長時間にわたり日常の世話をするものである。もっとも1日延べ4時間程度の世話である。その具体的なサービスは掃除、洗濯、調理、リハビリ、話し相手や心理面のケアなど多様である。その利用料金は低く、利用者と失業者双方にメリットがあるといわれている。

利用者層は以下のように3段階に区分されている。A類はその地域に住む80歳以上の身寄りや収入の無い老人で毎月300元分の利用が出来る。この300元がヘルパーの収入になるが、決して多い額ではない。大連の最低賃金が1時間で約4元程度といわれており、時給に直せばそれ以下である。B類はその地域に住む男性70歳以上、女性65歳以上の夫婦2人で世帯収入が月1000元以内(独居の場合は600元以内)の老人の場合は、毎月200元分が支給される(ヘルパーに払う差額100元は自己負担)。C類は世帯収入2000元以内で100元分が支給される。近年では、この費用分がバウチャー化(貨幣化)されて利用者に配られ、利用者はそのバウチャーでサービス提供してくれるヘルパーを選ぶのである。

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この仲介、派遣を行うヘルパーセンターは、企業や組合などそれぞれの単位から毎年数百万元の寄付で運営を行っている。センターには、“九有、六統一”として事務室、電話、掲示板、記録簿の完備、看護用員の確保など9の条件を有していること、また、職員の服務規則や制服、記録簿、金銭出納帳などの6項目が統一されている。

また、これら担い手となる失業中の女性たちの専門教育を、大連大学看護科と提携して行っている。約3ヶ月程度の研修訓練は看護、家事、老人心理、救急などがあり、修了者にはその合格証明書が交付されている。

これからは、市場化が進むとともに投資主体の多様化がはかられ、ますます発展するものとして期待されている。

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受信: 2006年11月 9日 (木) 20時28分

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